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秋田県立大学にて特別講義を実施

  • kadooka92
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

テーマ:「生成AIのこれまでと今後の展望」

日時:2025年7月14日(月)

対象:システム科学技術学部 1年生 250名

場所:秋田県立大学本荘キャンパス


 公立大学法人秋田県立大学の森田純恵教授のご依頼により、科学技術史に関する講義の一環として、特別講義を行ないました。

 森田教授とは、1980年代に富士通株式会社の海外交換機事業部(当時)において、ハードウェア部門所属のソフトウェアエンジニア(森田教授)とシステムエンジニア(私)として、日々技術を磨いた同僚でした。長い年月を経て森田教授と再会し、このような形で若い学生さん達に最先端の技術に関してお話しをする機会を頂いたことに、心より感謝申し上げます。


今回の講義は、科学技術史の講義の一部ということであり、通常の講演ではスライド1枚で説明を終わらせているAIの歴史に関して、最初に20枚近いスライドを使って説明するところから始めました。


講義中の様子(秋田県立大学本荘キャンパス)
講義中の様子(秋田県立大学本荘キャンパス)

□AIの歴史

 「コンピュータサイエンスの父」、そして「人工知能の父」と呼ばれているアラン・チューリング(1912年~1954年)が発案したチューリング・テストから始めて、第一次AIブームでの研究内容とその後の衰退。現代のAIチャットボットの元祖であるELIZAや、それによるELYZA効果。トイ・プロブレムの限界等により一旦ブームは終わり、1980年代にエキスパートシステムを中心とした第二次AIブームが巻き起こりました。スタンフォード大学で開発されたMYCINが有名です。日本でも1982年に淵一博先生が中心となった「第五世代コンピュータ」プロジェクトが立ち上がり、私が富士通研究所時代にお世話になった先輩方はこのプロジェクトで数々の成果を生み出され、その後に日本のコンピュータ開発のコアメンバーとして活躍されています。その後第三次AIブームからさらには2022年11月30日にChatGPTの発表により、一気にAIの民主化が加速していることは皆さんがよくご存知の通りです。

□進化するAI

 ChatGPTで話題になった生成AIですが、その後も目を持ち、さらには耳と口をもち、最近では社会を再現することも可能になり、そして五体も手にするところまで来ています。

これらについて、様々な実例をもとに説明しました。

□AIの今後の展望

 ここでは現在開発が進められているいわゆる汎用人工知能AGI(Artificial General Intelligence)や超知能人工知能ASI(Aritificial Super Intelligence)について、その仕組みを簡単に紹介しました。

□AI倫理

 その上で、なぜAI倫理が必要なのかを説明し、AIと共存するための私見「AI倫理的な生き方 五カ条」を述べさせて頂きました。

□AI時代に生きるための心得

 そして最近の講演の中で必ずお話ししている内容を語りました。

 まず「AIと友達」になり、空いた時間で「己を磨く」、それによって感性を磨き人間力を高める。そうすると様々な問題が見えてきたり、新しいアイデアがすす沸いてくる。そこで友達であるAIと一緒になって問題を解決したり、新しい物や事を創造していく。それによって空いた時間でさらに「己を磨く」。このスパイラルを自ら回していくことがAI時代に生きるためにはとても重要な生き方だと考えています。このような生き方により、ついには「AIの上に立つ」ことが重要だと最近考えています。


スマートフォンの中のAIと会話する筆者
スマートフォンの中のAIと会話する筆者

私の講義が今後の学生さん達の将来に少しでもお役に立つことができたのであれば、望外の喜びです。

 最後になりますが、このような機会を作って頂きました森田教授をはじめ秋田県立大学の先生方、そして事務職員の方々に厚く御礼を申し上げます

 そして学生さん達の輝かしい将来を大いに期待しております。


以上



 


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