東京都様主催第2回 ITデジタル就職展に登壇(2026年9月12日)
□テーマ:IT業界で活躍するために
~未経験から一歩を踏み出すために大切なこと~
□場所:ホテルエミシア東京立川
2026年9月12日、東京都主催の「第2回 ITデジタル就職展」にて、ITデジタル業界特別セミナーに登壇しました。
「第2回 ITデジタル就職展」は、ITデジタル業界への就職・転職や、デジタルスキルを生かしたキャリアアップを希望する方々に向けた合同就職説明会・面接会です。
会場は用意された座席が満席となり、多くの方に立ち見でも熱心にご聴講いただきました。ご参加くださった皆様に、心より感謝申し上げます。

今回の講演では、IT業界での仕事が未経験の方々に向けて、40年以上にわたるIT業界での経験と、AIコーディネータとしての活動を踏まえ、AIの活用方法や、これから求められる人財についてお話ししました。
講演の主な内容をご紹介します。
〇第1章:ITは、コンピュータだけを相手にする仕事ではない
IT業界には、システムやアプリを「作る人」だけでなく、システムを安定して「動かす人」、困りごとを聞いて解決策を「考える人」、導入後の利用者を「支援する人」、お客様とエンジニア、現場と技術を「つなぐ人」など、さまざまな役割があります。
その中心にあるのは、技術を使って、人や組織の困りごとを解決することです。ITの仕事を、技術だけでなく、人や現場との関わりから捉えていただけるようにお伝えしました。
〇第2章:学び方と働き方は、大きく変わった
インターネットやスマートフォンの普及によって、知識や情報にアクセスしやすくなり、ITは私たちの暮らしに身近な存在になりました。さらに生成AIの登場により、難しい技術も、対話を通じて自分に合った説明を得ながら学べるようになっています。
AIに相談しながら調べる、改善案を考える、試作品を作ってみる。こうした「一人で試せること」の範囲が大きく広がったことは、未経験の方にとっても大きな変化です。
ただし、AIが出す答えは、あくまで「出発点」です。正しいか、目的に合っているか、仕事で使って問題ないかを確認し、自分の責任で活用することが大切です。
〇第3章:未経験者にも、強みがある。
IT業界では未経験でも、これまでの仕事や生活を通じて培ってきた「現場感覚」は、大きな強みになります。
「この作業をもっと楽にできないだろうか」「この情報共有をもっとスムーズにできないか」「お客様は、なぜここで困っているのだろう」。こうした現場での気づきが、ITで解決できる課題の「種」になります。
「これまでの経験」×「AI」=「強み」
接客、営業、事務、製造、介護、教育など、それぞれの現場を知る人だからこそ気づける課題があります。その経験にAIを活用する力を組み合わせることで、IT業界でも価値を発揮できることをお伝えしました。
〇第4章:AI時代に生きる、3つの心得
私自身の生成AI活用例を紹介するとともに、AI時代に大切にしていただきたい「3つの心得」をお話ししました。
心得その1:AIと友達になる
友達になるには、お互いを知ることが大切です。AIの得意なことや苦手なことを知るとともに、自分が何をしたいのか、何に困っているのか、何を大切にしているのかを伝えます。
そして、AIの答えを自分で確認し、自分の頭で考え、自分の責任で使う。こうした関わり方が、AIとよい関係を築く土台になります。
心得その2:AIと一緒に課題を解く
時間がかかる作業、伝わりにくい説明、起きやすいミスなど、身近な課題についてAIと一緒に考えてみます。問題を整理し、改善案を出し、試してみることで、一人では進まなかったことが動き出します。
その結果、作業時間が短くなり、新しい時間が生まれます。その時間をどう使うかが、次の大切な分かれ道です。
心得その3:空いた時間で、己を磨く
生まれた時間を使って、知識や技術を学ぶとともに、感性を磨くことが大切です。
本を読む、絵や音楽を味わう、自然に触れる、人の話をじっくり聞く、自分とは違う考えや知らない世界に触れる。こうした経験を通じて感性が磨かれると、周囲がよく見えるようになり、それまで気づかなかった問題が見えてきます。
何が問題なのかに気づけること。そこに、人間の大切な価値があります。
AIと人間が共存する、成長のスパイラル
この3つの心得を実践することで、次の4つのステップがつながります。
AIと友達になる
AIと一緒に課題を解く
生まれた時間で、己を磨く
感性が磨かれ、問題が見えてくる
そして、新たに見えてきた問題に、再びAIと一緒に取り組む。この循環を繰り返し、AIとともに自分自身も成長していくことが大切だとお伝えしました。
講演の最後には、会場の企業ブースで「未経験から入社した人は、どんな仕事から始めていますか」「私のこれまでの経験は、どのように生かせますか」と、まず話を聞いてみることをご提案しました。
今回の講演が、ご聴講くださった皆様にとって、ご自身の経験の価値に気づき、新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば、望外の喜びです。
AI時代のキャリアは、最初の一歩から始まります。
今回の出会いが、皆様の新しい可能性の第一歩となることを心より願っています。



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